泊原発「外部電源喪失」周知せず
上記の新聞は、9月14日中日新聞〔朝刊〕。左→31面。 右→1面トップ記事です。
【外部電源喪失 周知せず:安全協定に規定なく】
『……。泊村は震度2だったが、泊原発は6日午前3時25分に外部電源を全て喪失。1〜3号機の原子炉に核燃料はないが、プールには使用済み核燃料が計1.527体あり、7日間の発電が可能な非常用発電機6台を使って冷却を続けた。……。』
【こんな非常事態 知らせないとは】
『……。福島第一原発などの設計をした元東芝技術者の渡辺敦雄さんは「停止中の原発に比べ、稼働中の原発では核燃料の冷却に10万倍のエネルギーが必要。稼働していたら、もっと緊迫していた事態になっていた」としたうえで、「非常電源を動かす事態は、原発技術者としては一生に一度もあってはいけない。今回は≪たまたま≫うまくいっただけで、自治体の認識は甘い」と指摘する。』以上。
※福島第一原発の事故 〔事件〕で、まだ5万人以上の方々が移住〔避難〕生活を余儀なくされている現実があるのです。
※震度2で、外部電源喪失とは、原発自体がいかに危険なものかが分かってきます。
※原発の設計者の方自体が、「…。今回はたまたまうまくいっただけ。自治体の認識は甘い。…」と言っておられるのに、自治体は「危険性はなかったので住民には知らせなかった」と強調するとあります。考えられない対応です。町会議員の方々は、自治体・町長に抗議されたのでしょうか…?!
二元代表制の観点から、当然、抗議を含めて何らかの意思表示はされたと思っています。万が一、抗議を含めた意思表示をされなかったとしたら、議会・議員は不要ではないでしょうか…?! 議会・議員の存在そのものに関わる出来事だと思っています。
※泊原発は1〜3号機が運転停止中で、再稼働に向けて原子力規制委員会の審査を受けているとの記事。震度2で外部電源が喪失するような原発が、まさか…再稼働OKとはならないと思うのですが…?!
- 2018.09.15 Saturday
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- 06:38
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- by 桑名市議会議員 伊藤研司