丸山衆議院議員「戦争で北方領土奪還」
上記の新聞は、5月17日中日新聞〔朝刊〕特報「話題の発掘/ニュースの追跡」からです。
【丸山衆議院議員「戦争で北方領土奪還」】 《強硬発言 許す空気》
※この文章を書く前に私自身が、今回の問題で率直に感じたことは、団長の木村芳勝さん(84)の丸山議員への即座の返答です。丸山議員への非難は当然のことで、議員辞職すべきだ!と思っています。
それと同時に、団長・木村芳勝さんの即座の返答に、敬意を表すべきだと思っています。
『…。そもそも、戦争は憲法9条で禁じられている。「安全保障の憲法」と言われる国連憲章でも、武力の行使が認められているのは、自衛か国連軍による武力制裁だけだ。
元海上自衛隊海将で、金沢工業大虎ノ門大学院の伊藤俊行教授は「昔のように宣戦布告が許されていた時代とは違う。そういう世界の常識を国会議員ですら知らないことに驚いた。」と話す。
伊藤教授によれば、武力で北方領土を取り返すことは即、「国際犯罪国家」と見なされる。そして、米国を含む世界中から非難されることになる。
軍事評論家の田岡俊次さんは、国後・択捉の両島を「ロシアにとって戦略上、重要な地点だ。」と説明する。カムチャッカ半島と樺太に囲まれたオホーツク海は、弾道ミサイルを搭載した原子力潜水艦が潜む待機海域であり、米国の潜水艦や哨戒機が入るのを防ぐ防壁の役割を果たす。
ロシアは新型対潜水艦ミサイルも配備して守りを固めている。北方領土交渉で引き渡された場合、米軍基地が置かれる可能性を懸念している。
ロシアは核兵器保有国で、国連安全保障理事会の常任理事国でもある。「軍事力でも政治的立場でも、日本より圧倒的に優勢。もし、自衛隊が上陸作戦を敢行すれば、北方領土だけに限定された戦争にとどまるわけがない。全面戦争になり、国内各地の港や飛行場、政治の中枢である首都圏も攻撃を受ける。」 おびただしい数の犠牲者が出るのは間違いない。
丸山議員の発言は異例中の異例だ。政治取材歴60年の評論家森田実さんは「これほどはっきり、戦争で領土を取り戻すことに触れた政治家は私の記憶にない。議員辞職のみならず、維新が解党しなきゃならないほど。戦前ならまだしも、平和的な時代に狂気的な人間が出てきたことがおぞましい」と語る。…。』以上とあります。
※この記事は、大変重要な内容だと思っています。数回に分けて全文書くつもりです。
- 2019.05.27 Monday
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- by 桑名市議会議員 伊藤研司